世界はほしいモノにあふれてる 観ました

雑記

11月7日、NHKで放送の 世界はほしいモノにあふれてる「ほっこり ニット旅 イギリス&スウェーデン」。三國万里子さんご出演ということで楽しみにしていました。

編み物しながら観ようとテレビの前にスタンバイしましたが、シェットランドレースの繊細なショールが出てきたあたりから手元が疎かになり、ボーヒュースニットのところでは完全に画面に釘付け。

ボーヒュースといえば前に「毛糸だま」で見てかわいい丸ヨークのセーターくらいの認識しかありませんでしたが、現在ではオリジナルは博物館でしか見られないような貴重品なんですね。手編みとは思えない編み目の細やかさ、たくさんの色でグラデーションをつけながら丁寧に編み込まれた模様、しかも裏編みでアクセントを入れながらの複雑なパターン。美しかったなあ。

2013年の秋号 
表紙はボーヒュース技法のケープ
こちらは野口光さんのデザインでした。

編み物はともすると早く編めるとか、編み目が揃っていることがよしとされたり、テクニックを追求するあまり独りよがりになってしまうことってありませんか?

三國さんが素敵だなと思うのは「こういうのが着たい」が真っ先にあって、「だからこう編む」っていうのが作品から伝わってくるところ。名も無い人が編んだセーターも、歴史的価値のあるセーターも、ニット以外のものでも、どれがいいということではなくフラットな気持ちでそこからストーリーを見出してご自身の創作に生かしていく。たくさんのヴィンテージ品から自分のアンテナにピッと反応したお宝を見つけた時のうれしそうな笑顔がとってもキュートでした。

この旅で買い付けてきたものたちは年明けに販売会のイベントがあるようです。
ほぼ日の特集ページ「三國万里子と買いもの仲間の終わらないおしゃべり」

そして、いよいよ待望の新刊も! 表紙の三國さんカッコいい!

三國万里子著(hobonichi books)
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