トリニティステッチの編み方

編み方

アラン模様のカーディガンを編もうと思って、トリニティステッチも入れようかなと久しぶりに編んでみたのですが、なんか様子がおかしい。模様が浮き出てこないのです。明らかに間違っている。

落ち着いて確認したら操作の手順違いで模様がうまく出ていないことがわかりました。
もうほとんど自分のための覚え書きみたいなものですが、編み方をまとめておきたいと思います。

3目1度と3目編み出しを繰り返すとぽこぽこと丸い模様が浮き出てくるトリニティステッチ(Trinity stitch) 。ブラックベリーステッチ(Blackberry stitch)、ラズベリーステッチ(Raspberry stitch)とも呼ばれており、編み地の雰囲気からはこの呼び名のほうがしっくりくるかもしれませんね。

編み図だとこう書かれていることが多いでしょうか。

この3目1度、3目編み出しの操作を裏の段でやるか、表の段でやるか、またどこを表目で編むのか、裏目で編むのかというのを整理しておかないと最初の私のような失敗になるわけです。

裏の段で操作する場合

裏の段で操作をして表面に模様を浮き出させる編み方です。好みとか、既成のパターンの中での指定もあると思いますが、こちらのやり方のほうが編みやすいと思います。
編み図だと表目と裏目が混乱してしまうので、1段を22目の設定で英文パターン風に文章にしてみました。

  • 1段目(表面)  表1、裏20、表1
  • 2段目(裏面) 裏1、[裏編みの左上3目1度、1目に表 裏 表の順に編み入れる]×[〜]を5回繰り返す、裏1
  • 3段目(表面)  1段目と同じ
  • 4段目(裏面)  裏1、[1目に表 裏 表の順に編み入れる、裏編みの左上3目1度]×[〜]を5回繰り返す、裏1

表の段で操作する場合

表の段で操作して、そのまま表面に模様が浮き出てくる編み方です。
「表編みの左上3目1度」これが編みづらくてしょうがない、私は苦手です。

  • 1段目(表面)  表1、[1目に*裏 表 裏の順に編み入れる、表編みの左上3目1度]×[〜]を5回繰り返す、表1
    裏 表 裏は 裏 かけ目 裏 でもいいです。
  • 2段目(裏面)  裏1、表20、裏1
  • 3段目(表面)  表1、[表編みの左上3目1度、1目に*裏 表 裏の順に編み入れる]×[〜]を5回繰り返す、表1
    裏 表 裏は 裏 かけ目 裏 でもいいです。
  • 4段目(裏面)  2段目と同じ

編んだ結果、きれいに模様が出ました!
上が裏で操作して編んだもの、下が表で操作したものです。
トリニティステッチの編み方に迷った方はぜひ参考にしていただければと思います。

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