ラトビアミトン ワークショップレポート2

ラトビアミトン

ワークショップレポの前に…

5年ほど前にラトビアミトン編みに挑戦したことがありました。0号針よりも細い1.3mmの金属針を使うのですが、初めてこの針を持った時はあまりの細さに針金みたいに曲がってしまうんじゃないかと思いました。しかもとっても持ちづらくて手がつりそう… 。

上が0号針、下が1.3mm針です。

当時は編み込み模様の糸の渡し方や力加減がよくわからず、最初は裏糸を編みくるんでしまったり、糸の取り回しや細い針にも手こずって編み地はゴツゴツに…。

これが失敗作です。

あまりにきつく編んでしまって解くのも手間だったので新たな糸で編み直し始めるも、途中でくじけて1シーズン寝かした後、執念(編み始めたら一応最後まで完成させたいタイプなのです)で編み上げた思い出があります。

講座の時に見せていただいたミトンは編み地がこんなボコボコではなく、きっちりと一定の加減で編まれていて、まさに熟練の技、本当に美しかったです。新品なので固めの編み地でしたが、使い込んでいるうちにだんだんと手に馴染んでくるのでしょうね。

さて本題に。「ラトビアのミトン」著者のマルタ・グラスマネさんによるワークショップのレポートです。

後半では実際にリストウォーマーの編み方をレクチャーしていただきました。ラトビアの糸はカサっとした素朴な手触りでジェイミソンズのようなシェットランドヤーンと似た感じです。引き返し編みを繰り返していくとこんな大胆なジグザグ模様が! 引き返すタイミングさえ覚えてしまえばガーター編みで簡単なので楽しくなってきます。

当日は0号針を持って行きましたが、ちょっと編み地が緩かったので、改めて1.3mmの針に変えて編み直しました。相変わらずこの針は持ち慣れませんでしたが、一応必要な段数が編めたので、あとは編み始めと編み終わりをとじて輪にすればリストウォーマーのでき上がりです。実際にはこれがミトンのカフス部分なので、拾い目をして本体を編んでいくことになります。

マルタさんは受講生の手元を見守りながら席を回って声をかけてくださっていました。言葉は通じないけれど編み針の動きで会話しているような、心温まる時間を過ごさせていただきました。最後に著書にサインもいただき充実の2時間半でした。


ラトビアのミトン 伝統的なニットパターン178
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