こんなに変わる! ブロッキング仕上げ

編み物道具

編んだ物は仕上げに水通しをしたり、スチームを当てたりして形を整えていますが、使っているうちに編み地が落ち着いてきたり馴染んでくるので正直あまりこだわりはありません。

ですが、今回編んだのはレース模様のショール。これは仕上げでグンと印象が変わるタイプの作品なので、きちんとブロッキングしてみました。

まず、作品についてですが、Keitoで行われた西村知子先生の英文パターンワークショップに参加したときの課題で、先生の本「編みもの『英文パターン』ハンドブック」(東京書籍)にも掲載されている作品です。講座の時にサンプルを何パターンか見せていただきましたが、冬糸、夏糸、段染め糸、それぞれに糸の良さが生きていてどれも素敵な仕上がりでした。
私は夏にさらりと肩に掛けて使えるものがほしかったのでLana GattoのPrimulaとキラキラと小さなスパンコールが入ったKatiaのCOSMOSをチョイス。

さて、本題のブロッキングへ。

  1. 水通しをする
    今回使った糸はコットン、ポリエステルなど。ラベル表示でも手洗いOKだったのでエマールを少し入れた水で押し洗いしてすすぎました。
  2. かるく絞る
    バスタオルに広げてくるくると巻いて水を吸い取るという方法がよく紹介されていますが、私は大体の物は洗濯ネットに入れて1分だけ脱水してしまいます。これでだいぶ軽くなるので扱いが楽になります。
    編んだばかりの作品にはちょっと乱暴な気もしますので抵抗のない方はお試しください。
  3. ブロッキングワイヤーを通す
    Tulipのブロッキングワイヤーを使いました。1mのワイヤー10本とTピン20本がセットになっています。ワイヤーはかるくしなるので、カーブのある作品でも使えると思います。

  4. プレイマットに広げて形を整えながらピンを打つ

  5. 完全に乾いたらピンとワイヤーを外して完成!

上がブロッキング前、下がブロッキング後です。
編みっぱなしのくしゅくしゅと波打った状態からピターッと気持ちよく広がって模様がくっきりしました。
透かし模様の作品はひと手間かけてブロッキング仕上げがおすすめです!

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